福岡の観光

これを目当てに行きたい。福岡のお祭り

日本には伝統行事がたくさんあり、各地で様々なお祭りが開催されています。福岡市でも有名な博多三大祭りが行われます。街全体が一体となって盛り上がる様子は見ものです。そんな福岡市の博多三大祭りをご紹介します!

見ていて飽きない「博多どんたく港まつり」!


毎年5月3日、4日のゴールデンウィークの時期に行われるのが博多どんたく港まつりです。このお祭りは、室町時代から始まった領主への年賀行事である「博多松囃子」を原型とするお祭りです。「どんたく」とは、オランダ語で「祝日・休日」を意味する「ゾンターク」からきています。松囃子は禁止と復活を繰り返しましたが、昭和37年には福岡市民のお祭りとされ、「博多どんたく港まつり」が始まりました。このお祭りの見どころは、なんといっても「どんたくパレード」です。松囃子のお囃子で行進が始まり、各地域や一般市民のどんたく隊が広い通りを踊り歩きます。個性あふれる団体が様々な踊りを見せてくれるので、何時間見ていても飽きることはありません。これぞお祭り!というような盛り上がりの雰囲気が街全体に流れています。2日目には「総踊りが」が行われ、見学している人も観光客もみんな一緒に踊ります。みんなで楽しむとはこのことであり、お祭りの一体感や、楽しさを満喫できます。踊りきったあとには、伝統を受け継ぐ良さや日本の良さを再確認できます。是非、地元の人と盛り上がるために、博多どんたく港まつりに参加してみてください!

男が主役の「博多祇園山笠」!


博多祇園山笠は、正式名称が「櫛田神社祇園例大祭」であり、福岡市にある櫛田神社の神事の一つです。毎年7月1日の飾り山笠公開から15日早朝の追い山までの2週間に渡り、博多部を中心に行われる夏の風物詩です。博多祇園山笠の始まりは諸説ありますが、最も有力とされているのが、博多に疫病が流行したときに、偉いお坊さんが山笠の原型となる乗り物に乗り祈祷水という水を撒き散らして疫病を退散させたというものです。このお祭りは700~800年近い歴史のあるもので、特徴は「男まつり」です。独自の風習がいくつかあり、その一つに女人禁制があります。女性は見ることはできますが、神輿に触れることはできないため参加はできません。そのため、男の熱気に溢れたエネルギッシュなお祭りとなっています。見どころは最終日である15日の追い山です。博多の町を7つに分けて「流」というグループに分けます。それぞれの街の山を担いで約5kmの道を駆け抜けてタイムを競います。タイムをき競うだけに大迫力で、見ているだけでもその熱気を体感できます。男のプライドをかけたこのお祭りを是非見に行ってみてください!

露店も楽しみもいっぱい「放生会」!


放生会は、日本三大八幡宮の一つである筥崎宮において行われる秋の大祭です。収穫祭や感謝祭などの意味を込めて毎年9月12日~18日の一週間に行われます。この放生会は1000年以上の長い歴史を持つもので、「万物の生命を慈しみ、無駄な殺生を戒め、大地の実りに感謝を捧げる」神事です。開催中の一週間は、参道に約700店もの露店が並び、特設ステージの神賑わい舞台でも多くの催しがされます。踊る、競うと日本には様々なお祭りの形式がありますが、この放生会は見て歩いて楽しむ形式のお祭です。開催中は多くの人で参道が賑わいます。2年に一度には「神輿行列」別名「御神幸」が行われます。清道旗と呼ばれるおしるしを先頭に、お神輿や氏子さんたちが博多の街を練り歩きます。露店だけの年とはまた違う楽しみ方のできるお祭りなので、見に行く際は御神幸が行われる年をおすすめします。お化け屋敷や昔ながらの見世物小屋もあり、昔懐かしい雰囲気や長く続いているお祭りを楽しむ市民の雰囲気も感じられます。伝統が今も続いているからこそ楽しむことができるお祭りを、肌で感じてみてください!

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